「OPEN CAMPUS」展 アーカイヴ9
ギャラリー2の紹介。こちらのギャラリーでは空間を大きく開いて作品を展開。
「フルクサス」実演。これは現代音楽の作曲家によるテキストスコアを用いた体験知のワークショップです。
実際に参加者と作曲家が一緒に実演する、きわめてレアで実験的な講座です。
※2026年6月にKOBE STUDIO Y3で開催した展覧会のアーカイヴです。
出品作家:秋山伸、稲垣智子、植松琢麿、榎忠、仮 ( )-karikakko-、さくまはな、杉山知子、林葵衣、松永亨子、松平莉奈、山内庸資、山下和也、山根明季子

山根さんが展示したのは1枚のテキストと1台のサーキュレーター。
これは音楽なのでしょうか?山根さんの考える音楽とは何なのでしょうか?

出品作は山根さんの新作です。このテキストスコアで後日東京でコンサートがあるようです。
持ち込んだサーキュレーターは既製品です。空間で時間を過ごしながら、いろんなスコアも持ってきたけど、最後はこのような状態で纏まりました。さて、山根さんは何をつくったのでしょう。


この少し高めの壁に囲われただけの空間に入った観客は、完全に休憩室と思ってサーキュレーターの風を前に涼んだり、横倒しになった座るのにちょうどいい展示台に腰かけて休憩していた。それが作品であると全く認識されていないし、まして音楽であるとは夢にも思わないだろう。当の山根さんはこうした観客の反応を後から聞いてとても楽しんで満足気であった。一方でとても面白いといって帰ってゆく人たちもいた。その違いは何だろう。現代音楽やフルクサスの活動はアカデミックな音楽に対するカウンターであった。この空間を隔てる壁の裏側にはオフィーリアが溺死しながら歌を歌い、聞こえない天球の音楽の楽譜が重力を受けてたわみ、揉みくちゃになって壁に貼り付いている。その横で無の世界に入る禅僧の寒山拾得が踊っている。そこに何もなくとも世界はどこか繋がっているように感じる。なにやら不思議な縁の力がはたらいているようだ。
撮影:横山大介




























































