10|日本画をひらく 実技篇【3回連続受講のみ】

日本画の線描(白描) 3回連続講座

※材料費(主に紙代)込み。道具貸出あり。筆と墨と紙のみ使います。使いたい道具(筆、墨、紙など)をお持ちの方はご持参ください。

日本画(東洋絵画)の表現の中で特に重要とされてきた線描表現。ただの線、されど線。西洋絵画との造形言語の違いが最も顕著なのが筆墨による線表現の思想と実践です。本講座は線のみで表現する白描(はくびょう)というジャンルに挑戦します。線描に対する表現の可能性を運筆という方法から表現へと拡張して展開する思考をじっくりと体験していただきます。初心者からプロまで、線を通じて東洋絵画の造形言語を実践的に学ぶ講座です。

①12/26㈯ ②1/23㈯ ③2/20㈯  各14:00-17:00
会場:KOBE STUDIO Y3(神戸市中央区山本通3-19-8 海外移住と文化の交流センター3階​)Google Map
料金:22,000円  サポーティングメンバー/学割:20,000円
定員:15人
講師:山下和也(日本画家・東洋絵画修理技術者)


10-① 仏画の線描(写仏)

2026年12月26日㈯ 14:00-17:00 KOBE STUDIO Y3

写仏をお寺でされたことがありますか? しかし、実践的に仏画を描くための仏画の線描まではなかなか学ぶ機会はないと思います。仏画の線とはどういう線なのか? 描きながら体験を通じて学びましょう。


10-② 余技の線描(戯画から禅画)

2027年1月23日㈯ 14:00-17:00 KOBE STUDIO Y3

鳥羽僧正の鳥獣戯画や仙厓和尚の禅画など、プロの絵師ではないとされる画家も絵を描きます。そこには余技ゆえの自由さが溢れています。いろんな線描表現の実例を見ながら、線の表情という視点から白描に挑戦してみましょう。


10-③ 山水画の線描(白描山水)

2027年2月20日㈯ 14:00-17:00 KOBE STUDIO Y3

山水画は東洋絵画で発展した代表的なジャンルです。様々な地域の樹石を描くことから様々な線表現が発展しました。線描による表現の上で重要な筆触という視点から様々な線表現を体験します。

山下和也《寒山拾得》2013年
680×350mm 松煙墨、油煙墨、老灰紙

講師紹介

山下和也(日本画家・東洋絵画修理技術者)

日本画の材料技法と造形言語を基盤に、状況に応じて可変的に造形方法を選びながら「つぐ/つなぐ」という行為、活動を Solo(個人の制作活動)とEnsemble(他者との協働による活動)を横断しながら展開するアーティスト。制作活動以外に文化財修復の仕事や教育普及の活動、アートコミュニティでの活動など社会実践を行なう。

近年の主な活動に個展「明日記、断片。-未来の記録をかえりみる」KOBE STUDIO Y3(2024-2025)、グループ展「都美セレクショングループ展2022『たえて日本画のなかりせば‐東京都美術館篇』」東京都美術館(2022)、キュレーション「あなたと愛でたい」自在空間ArtStep(2026年)、「日日の声-Daily Voices」OAG Art Center KOBE(2025)、ARTS STUDYディレクター(2025-)。

ポートフォリオ
https://drive.google.com/file/d/1PUV25wrlhaqWq3ZJI9ivhu5yHjUI8Zd9/view?usp=sharing

山下和也(日本画家・東洋絵画修理技術者)

※実技篇を前に7月より座学篇を開催します。日本画以前から現代までの日本画の歴史、材料学を画家の視点から読み解きます。
 詳細はこちらをご覧ください。→ 7|日本画をひらく 座学篇