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「CAP HOUSE便り」vol.3 渡辺智穂

「CAPHOUSE管理人:渡辺智穂です」

今回は、CAP HOUSEの2代目管理人=渡辺智穂さんの登場です。1999年のスタート当時、渡辺さんは美術学校を卒業したところで、アーティストのお手伝いとしてCAP HOUSEにやってきました。
日夜集い、何やら楽しくやっているアーティストたちを見ているうちに、次第にC.A.P.の活動に引きずり込まれ、今や管理人として6年目を迎えようとしています。最近では渡辺りーなとして作品も作り出しています。

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前管理人の岩淵拓郎さんからCAP HOUSEの管理人を引き継ぎ、丸5年がたちました。もうすっかりCAPの古株メンバーとなりつつある今日このごろ。
現在は常勤スタッフとして、私とディレクターの下田さんとの2人で、C.A.P.の事務作業のほぼすべてを分担しています。今回は、私の目から見た一日の動きと、業務内容をご紹介します。

■「一日のスタート」
まず、午前11時に開館しまして、館内の電気をつけ、窓を開け、玄関、階段まわりの掃除をしたりして、事務所に戻り、パソコンを起動します。
メールチェックをして、下田さんともろもろお話をしていると、代表の杉山さんことトモさん、続いてカフェマスターである鳴海さんがやってきます。平日に一日中いるメンバーは、基本的にこの4人となります。
事務所でトモさん、下田さんと一日の仕事の流れや今後の予定などを、世間話を交えながらゆるく話します。この3人そろったときの話が、C.A.P.の活動を進行していくうえでの大切な時間となります。

■「大切なランチタイム」
13時になり、301号室の井上くんがお弁当を持って下りてくると、それがランチの合図。わらわらとリビングルームに集まって、お昼ご飯の時間となります。季節が良いと、2階の屋外テラスに移動することもありますが、これがなかなか気持ちいいのです。
お昼ご飯をとっていると、3〜4階のアトリエを使う皆さんが続々とやってきます。皆さんでテーブルを囲んで、それぞれの近況や、CAP HOUSEのこれからの予定などをざっくばらんに話しておられます。過去に、ここで話が盛り上がって企画されたイベントや展覧会も多数ありますので、この時間もなかなか重要と言えます。くだらない世間話から発展して、「そしたらそれ、やってみようか」という提案を実行できるところが、C.A.P.らしさでもあります。
お昼ご飯も終わった14時過ぎ。アトリエメンバーは、それぞれ自分の仕事にむかいます。私も事務局に戻って仕事を再開するのですが、作業はスケジュールにより、毎日違ってきます。

■「管理人=なんでも屋?」
ここからは、私が普段、いったいどんな仕事をしているのか、ということをご説明します。まず、管理人ですので、受付業務と電話番。5年間変わらないメガネの受付嬢です。
CAP HOUSEの中には移住資料室があり、そちらへもお客さんがいらっしゃいますので、その方への対応もしています。
そして、CAP HOUSEで行われるさまざまな展覧会やコンサートなどのチラシ制作。私がデザインすることもあれば、オペレーター的な役割をすることもあります。2〜3年前に手書きでチラシを作ったのが好評で、最近はよくイラストを描いたりもしています。
重要なのが、日常の経理業務。領収証をノートに貼り付けて、会計ソフトに入力。電卓をたたいて、現金合わせ。銀行へ行ったり、イベントごとの収支をまとめたりしています。
あとは、展覧会などのスケジュール管理、制作補佐や作家との調整、展示、広報、コンサートの設営、音響や照明のセット、イベントの写真記録、備品の手配、広報物の編集、掃除、ガーデニング、ペンキ塗り、メンバーのチューター的役割などを細々と…。とにかくなんでも屋さんですね。
そんな中、作家さんと作品や制作のお話をしたり、自分でも作品を作ってCAPの展覧会に出品させていただいています。これだけ長くいますが、次から次へと初めてのことが出てきます。その度に挑戦して、たまに失敗することもありますが、周りのサポートのおかげで楽しく毎日を過ごしています。

 


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