C.A.P. produce「See Saw Seeds Distance ROKKO CHANG PONG」

See Saw Seedsは異なった文化にあるアートグループが共同で行っているプロジェクト。今回はフィンランドのトゥルクを拠点とするVideokaffe、ブレーメンのGalerie Heroldと神戸のC.A.P.が一緒にROKKO CHANG PONGを作り上げます。3つのグループから44名のアーティストが参加してForest、Stone、Frequencyなど12のキーワードを出発点に各国ごちゃ混ぜになって制作を進めてきました。未だ遠く離れての共同作品ですが、この大きなちゃんぽんを是非体験してください。


会期:2021年9月11日(土)~11月23日(火祝)※六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021 会期中無休
時間:10:00~16:50(16:30受付終了)


会場:グランドホテル 六甲スカイヴィラ 迎賓館 (〒657-0101 神戸市灘区六甲山町西谷山1878-86)
アクセス:六甲ケーブル「六甲山上駅」より徒歩約20分。六甲山上バス(有料)での周遊も可能です。

お車でお越しの方は平日はグランドホテル 六甲スカイヴィラの駐車場をご利用ください。土日祝日は臨時駐車場を開設予定です。そちらをご利用ください。
会場案内(六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021|六甲山ポータルサイトへ移動します※9月9日より公開)

入場料:ROKKO CHANG PONGは「風の教会」と同じ有料エリアになっています。
*単館券800円(4歳以上一律)

販売場所:風の教会、グランドホテル 六甲スカイヴィラ、ショップ737
風の教会エリア単館券で六甲スカイヴィラ迎賓館へも入場が可能です。

*パスポート
全ての有料会場で使える鑑賞パスポート/大人2,500円 小人1,000円
[チケット取扱]
e+(イープラス)/チケットぴあ/JTB 電子チケット(PassMe!)/asoview!/じゃらん/ローソンチケット
阪急電車 ☆大人券のみ販売/山陽電車/神戸電鉄/神戸市営地下鉄の定期券発売所/神戸市総合インフォメーションセンター/阪神電車サービスセンター(神戸三宮)/阪神西宮おでかけ案内所

風の教会エリアの紹介はこちら(六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021|六甲山ポータルサイトへ移動します※9月9日より公開)

問合せ:C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)
650-0003 神戸市中央区山本通3-19-8海外移住と文化の交流センター内
tel&fax:078-222-1003 (10:00-19:00 月曜休館)
info@cap-kobe.com
http://www.cap-kobe.com/

Twitter @CAP_ART_PROJECT
Instagram @cap_art_project

協力:大和製衡株式会社、株式会社ワコム、株式会社メリケンギヤラリー(波止場の写真学校)
助成:Finnish Cultural Foundation, Arts Promotion Centre Finland

C.A.P.の活動は以下のみなさまに支えられています。
C.A.P.サポーティングメンバーシップ(2021年8月19日現在/五十音順・敬称略)
個人会員:有馬亜紀/江上ゆか/大野裕子/落合治子/加川純子/笠原夏子/加藤義夫/金山忠司/神尾和寿/神尾博子/河村佳奈/窪田順/熊谷寿美子/児玉由紀子/佐近田展康/椎名亮輔/四方敦子/柴田汲/城野浩志/菅野昭一/高橋奈王子/高橋佳輝/JUN TAMBA/中川真/永田康子/西山京子/野口宗代子/服部正/林敬子/平田隆行/廣田均/松尾良一/松田浩一/八木淳一/安居和弘/山中佐緒理/山盛英司/遊免寛子
法人会員:(株)三菱UFJ銀行神戸支店/(株)ロック・フィールド

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[六甲ミーツ・アート芸術散歩 2021]
主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社


【アーティストについて】

*C.A.P.(NPO法人 芸術と計画会議)
神戸で活動するアートグループ。1999年に廃ビルだった旧神戸移住センターでCAP HOUSEプロジェクトを実施。この建物は現在、神戸市立海外移住と文化の交流センターとなり、C.A.P.は指定管理者の一員として活動を続けている。2016年にスタートしたSee Saw Seedsでは、これまでにC.A.P.とドイツ、UAE、フィンランドなどのアートグループの間で30人以上のアーティストが行き来して共同作業を行った。

<参加メンバー>
浅山美由紀、デイビッド・アトウッド、池田圭、池原悠太、上岡雄貴、浦田さおり、大塚奈緒子、紙野永子、河村啓生、川本まい、ユラ・キム、國久真有、サイトウヒデ、櫻井類、柴山水咲、田岡和也、垰下憲司(兵庫図書館)、築山有城、中西すみ子、なかむらゆきこ、奈良田晃治、鳴海健二、マスダマキコ、八木淳一、矢野衣美、山下和也、吉岡琴子 

2021年7月23日撮影

*Videokaffe(ビデオカフェ)
フィンランドのトゥルク市を拠点に、北アメリカやヨーロッパに分散する10人のアーティストによるネットワーク。ハンドクラフトとテクノロジーの接点を探究している。ビデオキャプチャーデバイスを使った「Screen Breach」という技術で、日常的にオンラインの共同作業を行い、これからの制作スタイル、集団行動と個人の実践、作業におけるパフォーマティブな側面、探索と発見の手段としての遊びなどをテーマに活動。

<参加メンバー>
ヘイニー・アホ(Heini Aho /FIN)、マーク・アンドレアス(Mark Andreas /USA/GER)、トム・バートンウッド(Tom Burtonwood /USA)、ホリー・ホルムス(Holly Holmes/USA)、イエンヌ・マイルド( Jenny Mild /FIN)、サーミ・ピッカライネン(Sami Pikkarainen /FIN)、セバスチャン・ジーグラー(Sebastian Ziegler /GER/FIN)


*Galerie Herold(ギャラリーヘロルド)
ギャラリーへロルドは、ドイツのブレーメン中央駅に隣接するもと貨物施設を活用した現代芸術センター「ギューターバンホフ(Güterbahnhof)」内にある。ギューターバンホフは1997年にアーティスト協会「Verein23」が市から施設を借り受けて開設し、様々なジャンルのアーティストが200名以上活動している巨大な施設だ。ギャラリーへロルドは12名のアーティストが自主的に運営しているプロデューサーギャラリーで、昨年も六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020に参加、六甲ケーブル山上駅で作品を展示した。

<参加メンバー>
アレクサンダー・ボール(Alexander Böll)、ウーヴェ・タイヒマン(Uwe Teichmann)、ウルリケ・ブロックマン(Ulrike Brockmann)、クリスチャン・ハインツ(Christian Heinz)、ゲルトルート・シュライシング(Gertrud Schleising)、スザンネ・カタリナ・ヴィラント(Susanne Katharina Willand)、ノーベルト・バウアー(Norbert Bauer)、フランツィスカ・フォン・デン・ドリーシュ(Franziska von den Driesch)、マリオン・ボーゼン(Marion Bösen)、マギー・ラプアノ(Maggie Rapuano)


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【作品について】12のキーワードからいろいろな作品が生まれてきました。

「妄想道具/Delusional tools」
私たちは、今年12月にKOBE STUDIO Y3で「妄想道具展」を計画しています。1月から妄想道具についてミーティングを重ね、ROKKO CHANG PONGでは、ドイツ・フィンランドの海外アーティストと自国のモノを送り合い、お互い何に使うかわからないそれらを使って「妄想」した道具を展示します。さてどんな道具が出てくるのか、3カ国それぞれモノに対しての妄想コラボをお楽しみください。(大塚奈緒子)

「ヒューマン/Human」
人間そのものをモチーフにした作品や、社会や生活など人々の営みへの眼差しを含む作品を展示したいアーティストたちのグループです。いろいろなアーティストを通して表現される人間/人々の姿はどんなものなのでしょう。ぜひご覧ください。(河村啓生)

「クイズルーム/Quiz room」
ここでは、アーティストの自画像を展示しています。 ただし、それはアーティストの外観を示していません。 代わりに、それは芸術家や人としてのアイデンティティを表しています。訪問者はクイズを通じて作品と対話し、プロフィールと照合することで、どの作品(自画像)がどのアーティストのものかを推測します。 この部屋を出て帰る時、推測が正しかったかどうかが分かるでしょう。(ユラ・キム)

「フリークエンシー/Frequency」
Frequency(フリークエンシー/周波数)とは、エネルギーの波が一秒間に繰り返す回数のことで、単位は「ヘルツ(Hz)」 を使います。
このグループでは神戸、ブレーメン、トゥルクの自然の環境を音の周波数に置き換える、または異なる音の周波数を使い自然環境を作り出す試みをし、水と光で表現します。(なかむらゆきこ)

「布/Cloth」
「布を主なマテリアルとして使った作品か、布を主なモチーフにした作品」という括りで集まった4名のアーティストの作品群。
視覚的な部分に見られる共通性や近似、類似性が、コンセプト等においてもあるのでしょうか。
何か関係性が見出せるのでしょうか。
もし何も見つからなかったとしても、それはきっと変化に富んだパッチワークのような、一つの素敵なビジョンを織りなすことでしょう。(上岡雄貴)

「紙/Paper」
紙といえば、日常に最もありふれていて身近な素材でしょう。そんな紙と表現をアーティストが繋ぎます。フィンランド、ドイツ、日本というそれぞれの国のアーティストが紙という1つの素材からどんな空間を生み、どう交わっていくのでしょうか。この部屋では、アーティストたちが紙へ向ける新たな視点や価値を探してみてください。( 浦田さおりと紙野永子)

「ナンバー/Number」
扱う言葉が違っても、文化習慣が異なっても、0は0で1は1です。
物質があってもなくてもその場に確かに存在する「数」にまつわる作品たちの部屋です。(築山有城)

「ホープ/Hope」
「ホープ/Hope」という言葉を多くの人と共有する参加型の作品です。メイン会場はインスタグラムです。#hoperoom2021をタグ付けして写真を投稿してください。ROKKO CHANG PONG内の部屋は撮影スポットのひとつです。会期中いつでも、どこでも、だれでも、今日の些細な「Hope」を#hoperoom2021に投稿してください。(山下和也)

「石/Stone」
ボードゲーム上のものから地球規模の巨大なものまで。記念碑やマイルストーンという表現があるように「石」は、大きく広く全体を観た時のアクセントという意味でも用いられます。私たちのワークグループは、Rokko Chang Pongの言わば ”ローリングストーンズ” になれればと思います。(築山有城)

*「ちいさな石の庭」
石を拾うのは好きですか?遠足や旅先で見つけた石をお持ちください。古今東西、人々はそれぞれの石を拾い集め、特別な場所に置いてきました。
持ち寄られた石は常に並べ替えられます。石を持って来てくれたあなたもそこにある石たちを並べ替えてみてください。ブレーメンで何人かのアーティストが同じように庭を作っています。インスタグラムで庭の様子を伝え合いましょう!(ウーヴェ・タイヒマン/Uwe Teichmann)

「フォレスト/Forest」
森という字は木が3つでできています。漢字って分かりやすいピクトですよね。Forestメンバーでは、それぞれが想う植物に関するイメージを表現します。それは形や色や大きさ、さまざまな木々が集まってできた森のように1つの生態系となり、見た人の中であらたなイメージとして再生するサスティナブルな森になることでしょう。(川本まいとマスダマキコ)

「ニッティング/Knitting」
CAPで会話を弾ませながらゆるりと活動していた、ニット&ダーニング部。それが母体となり、メンバーでアイディアを織り交ぜ、大小さまざまなニットオブジェを中心に展示しています。編み方や素材が違ったニット作品もありますので、階段室の空間を楽しみながら見てください。(吉岡琴子とマスダマキコ)

「人工知能:不在の存在/AI; presence of absence(2021)」
神戸でコラボレーションをするつもりが行けなくなった。しかし我々の作品のコラボレーションを妨げるべきではないと考る。この部屋はとても美しく、残された物は人を想像の旅に誘うだろう。 ここは「不在の存在」の完璧な背景であり、メタファーだ。今回のプロジェクトに関わった人たちから作品写真を集め、人工知能の助けを借りて新しい作品を作った。AIは写真を分析・研究し、私たちの才能を組み合わせ夢のようなビジョンを描いた。私たちがいなくても、私たち全員と私たちのアートや作品が存在しているのだ。作品設置は池原悠太の全面的な協力を得て行った。(イエンヌ・マイルドとサーミ・ピッカライネン)

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参加アーティストのグッズ、陶器、昨年のC.A.P.のプロジェクト「六甲イカスヴィラ」の記録誌、その他ここでしか手に入らないものが満載です。
ブレーメンのアーティストが名付けたこの店名は、フィンランド語でコンニチハ。

チケット不要の玄関前で、時々お店が開いたり、移動式本棚がやってきたり、トークショー、パフォーマンス、コンサート?わたしたちもまだ知りませんけど、なにが起きるかお楽しみ!
内容が決まり次第、C.A.P.のTwitterInstagramでお知らせいたします。


【関連イベント】
See Saw Seeds展~Galerie Herold+Videokaffe+C.A.P.による展覧会
日時:2021年10月3日(日)~10月31日(日) 10:00-19:00 (月曜休館)
場所:KOBE STUDIO Y3
神戸市中央区山本通3-19-8 海外移住と文化の交流センター内

■神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術Weeks 2021
Videokaffe zoomレクチャー
「拠点を持たないアーティストたちによるオンライン共同作業について」

日時:2021年9月23日(木・祝)17:50~
話者:Jenny Mild/Sami Pikkarainen/下田展久
企画:田舞志緒里/上田裕菜/勝原菜々子(神戸大学国際人間科学部)

このイベントはzoom開催です。参加無料。
申し込み・問合せ:野中哲士(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)
tetsushi(a)people.kobe-u.ac.jp ※(a)を@に変更してください。