今日のC.A.P. その2 

6月16日 

ついに梅雨入りしましたね…じめじめじめじめ。雨が降ったり止んだり。全国の家を司る方々と洗濯物に祈りをささげるばかりです。タニグチです。といってもわたしは意外とこの季節が好きだったりします。道端の紫陽花やカタツムリを見るのが好きなんです。C.A.P.をくまなく探せば一匹や二匹いそうで今からワクワクしています。

ただの犬

先週の木曜日からちょうど一週間ぶりに事務所にやってきたのだが、すごく強い視線を感じる。山下さんの「PEACE」があったところに設置されている大きな犬の絵の、犬の眼力だ。その隣にも小さな犬の絵がたくさんと、別の壁沿いにも何点か。とにかく「犬犬犬いぬ」。主張がなかなか激しい。近くにすっと立っていた看板を見る。なるほど砂本展孝さんの個展だったのか。

看板 3階です

これを見ると「存在した、今もこれからも」の文言になぜだか心惹かれる。とても砂本さんにとって思い出深いお犬さんなんだろうと作品たちに近寄ってみると、タイトルが

「ボールを投げて欲しいただの犬」

「一人を寂しがるただの犬」

「散歩に行きたいただの犬」

などとなっている。あら。もしかして「ただの犬」という名前の犬なんじゃないかと思えてくるぐらい「ただの犬」をおしてくる。「ただの」というと普通はとてもぞんざいな感じがしてしまうはずなのに、画面の中のお犬はとても表情豊かだ。なんだかこちらがにやけてしまうぞ。わたしは不審者よろしくによによしながら、やっぱり砂本さんこのお犬さんのことめちゃくちゃ好きなのではないかと思った。「ただの」とつけているところ、なんだか不器用な愛がそこにありそうじゃないか。もちろん絵としての魅力にも溢れているので、お時間ある方はぜひいらしてくださいな。6月26日までで、最終日は16時までです。

フォロワーさんが増えた(喜)

タニグチ、最近インスタではなくTwitterに力を入れている。と言えば聞こえはいいのだが、同胞の田中くんにインスタグラムを丸投げというのが本当のところだ。彼は写真を撮るのが上手なので…。たまにわたしがインスタの投稿をすることもあるだろうが、しばらくはほぼ分業体制で様子をみようということになっている。

さて。わたしはTwitter暦5年。5年の歳月のうち、組織のアカウントを動かすのはC.A.P.が初めてだ。最初は「何呟けばいいのおおお」「C.A.P.のキャラクターとか喋り方ってどんなのおお」と悩むことも多々あった(今も悩んでいないと言えばウソである)ものの、最近は「まあ、いつも自分がやってるようにするか~」と開き直っている。今までC.A.P.があまり付けていなかったとみられる界隈が好きそうなハッシュタグをたくさん使い、とにかく自分がいる間はこまめにツイートする。いろいろ心がけてみた。

すると今日、前見たときの764人から766人にフォロワーが増えていることを発見した。

わたしのTwitter運営の良し悪しや影響は置いておいても、フォロワーさんが増えた事実が嬉しい。そしてもしそれがわたしの打ち込んだハッシュタグから辿ったルートであるなら尚嬉しい。その限りである。このまま少しずつ続けて、とりあえず今年中にフォロワーさんを1000人台にすることが個人的な目標だ。どうかあたたかく見守ってくださいませ…

Omult. Venzerさん 搬入中 奮闘中

18日から7月10日まで、4階ではオマルトさんの個展が開催される。その名も

「オマルトヴェンザーの博物(甲)」

である。

「そういえば今日から搬入ですよね、」とたかはしさんに聞くと、「なんかねー、すごい大変そうでアセアセしてらっしゃったよー」とのこと。「アセアセ」の中身が気になって仕方がないのでスマホ片手にちょいと階段をのぼってみた。もうオープンの準備万端と言わんばかりのイカスラボ!コーナー…の逆サイド、「作業中」と言わんばかりのオマルトさんコーナー。なんだかたくさんの機械が四方にあって、たくさんの作品と思われし物も置いてあって、そして親しみやすそうな男の人がスピーカーが配線された壁を前に唸っている。いくつかの作品はきちんと配置し終わっているようだが、今の作業の様子は業者が何かの取り付けをしているのに近い。この男の人がたぶんきっとオマルトさんだな…。びくびくしつつ「神戸大学の学生でして、C.A.P.のSNSのお手伝いをさせてもらってる者ですタニグチです、、、」などとご挨拶をすると「ああ~そうなんですね」と答えてくれる。予想通りとても親しみやすい方だった。ホッとした。いろいろネタバレになってしまうので伏せておくが、オマルトさんは本当に大変そうだった。個展が始まって、わたしも展示をみられるようになったらまた別の文章に書き起こしたい。でも今の状態でさえ「これ作品として見たときにおもしろいんだろうなあ」と思わせてくれる。ワクワクがいっぱいの展示になりそうな予感。ご本人は壁を突き抜けて遠くを見つめながら

「こういうことが起きて困るだろうなあ、って思ってたことが本当に起きてしまったパターンです」と呟いていた。

なるほど。よくあるなそういうこと…精一杯の応援を目に込めてみたが伝わったかわからない。

最後に締めとしてこの写真をのっけておく。

オマルトさんの作品 黄色いボタンを足で長押しすると…

オマルトさんから撮影の許可をいただいた作品。ボタンを長押しすると男の人の声が聞こえる。最初短く一回しか踏まなかったら喋ってくれなかった。サービスエリアによくあるお茶の機械がお茶入れてくれなかったときと同じ気持ちになったので、みなさんはきちんと踏もう。もちろんやさしく踏んでくださいね。

「…これご自身の声ですか…?」

「いや、これはね…」

さあ一体誰の声なのか。期間中足を運んだ際、もし幸運にもオマルトさんが在廊してらっしゃったらぜひご本人に聞いてみてほしい。6月18日から7月10日まで。