今日のC.A.P. その18 その大学生、素直な大馬鹿者につき。

2月21日

こんにちは。タニグチです。さて。今回はタイトルにもある通り、遅くなりましたがわたしの自己紹介回です。自己紹介というには濃すぎるような、しかし自叙伝というにはちまっとしているような。いずれにせよ、今でこそC.A.P.と関わっているわたしですが元々何をしていて何に興味があったか、どういう経緯でC.A.P.の事務所に駐在するようになったか。メンバーの方にもC.A.P.の方にも改めてお伝えしようと思った限りなのです…。わたしがどういう人間かわかれば・伝えられれば、アーティストさんや来てくださる方・わたしも双方コミュニケーションしやすくなるのではないか、という考えからきています。悪しからず。

タニグチ ハードウェアとして

まず学生としての基本情報を。現在大学3回生で、大学では芸術・音楽にまつわる幅広い分野を学習している。元々京都の大学を志望していたため、神戸に来ることになったのは人生で一番の誤算と言っても良かった。京都に行って何がしたかったかというと、わたしは「人間」を勉強したかったのだ。人間がどうやって自己を形成したり、他人に共感したりしようとするか。そのとき頭の中では何が起こっているか・脳や心の機能はどうはたらくか。それに興味があって、もっといえばそれと芸術の関わりを学びたかった。わたしは勝手に芸術は人の「人たる部分」を豊かにすると思っていたからだ(もっといい書き方ができないのかと自分で思う)。あとタコが生物として好きだ。タコは軟体動物でもっとも賢いとされ、社会性を持つ可能性を示唆されている。タコの種類を覚えたり、特性や習性を勉強するのを趣味にしている。
大学2回のとき、学部必修科目の研修先としてC.A.P.を選んだ。するとシモダさんに「おもしろい奴」認定され(?)、もともと六甲ミーツ・アート芸術散歩2021のお手伝いだけだったはずなのに、焚き火DE夜市にお誘いいただいた。そんでもって気づいたらそのままSNSをお手伝いをすることになっていた。本当に訳が分からない。

タニグチ ソフトウェアとして

たぶんそうやってご縁をいただけたのには2つくらい理由がある。たぶん。ひとつはわたしが割と「自分!こういうこと考えてます、こういうの興味あります!」と口に出すタイプの人間だったからだ。研修で他の大学生と作業をしているとき、あまりそういう話をする学生はいなかった。みんなやりたいこととかないのかなあ、と思っていたのを覚えている。そういうわけでは決してない。みんなほどほどに少なからずやりたいことはある。でも別に熱意とかひたむきさとか使わなくても、省エネでやっていける。わたしは不器用で省エネができるタイプじゃない、その代わり表明することで人に関わってもらえる。そういう性格なだけだ。実際スタジオアーティストのみなさんとはよく話しているし、よく「話してもらえる」。2つめの理由はわたしがやっぱり「ちょっとずれてる」からだと思う。ずれてるというのは、ほぼ初対面なのに自分の興味あることを喋れてしまうところとか、自分のおもしろいと思っている内容そのものの「おもしろさ」の種類とか。そういう言語化しにくい部分の話だ。自己開示が大きい、というのは言い方としてひとつ当てはまるかもしれないが。シモダさんはたぶんそういうところを汲んでくれたんじゃないかと思う。

振り返って

忘れられないC.A.P.やシモダさん関連のエピソードは、まあいろいろある。

ほぼ毎日六甲山ケーブル駅からスカイヴィラまで、ちょいとクセのある運転で連れて行ってもらったこと。めっちゃタバコ吸うじゃーんと思ったこと。焚き火DE夜市に出展しないか誘ってくださったときのメールの「ブース余ってるから~」って軽い文字。森さんの知り合いのぐるさんが焼いてくれた鮭とば。羊羹メモ。竹中さんの箸置きを買ったときのおまけマグネット。ほんとうにさまざまにいろいろ。わたしが思っていた「大人」の像よりずっと自由でおもしろくて、そんなC.A.P.の人たちが素敵だと思っている。これからも、わたしなりにおもしろく関わっていけたら嬉しい。