河合 桂 KAWAI Kei(漆造形作家)

河合 桂 KAWAI Kei(漆造形作家)
1996年 神戸生まれ


学歴
2022/3 京都市立芸術大学大学院美術研究科 漆工専攻 卒業
2020/3京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻 卒業

出品歴
個展

2022/2 河合桂個展(ギャラリー白kuro/大阪)
グループ展
2022/10 第6回ファーストパトロネージュプログラム (3331/東京)
2022/9  Art Continuation Project 第2回(阪神梅田本店/大阪)
2022/8 丹波笹山まちなみアートフェスティバル(丹波篠山/兵庫)
2022/4 Art Continuation Project 第1回(阪神梅田本店/大阪)
2021/10あいづまちなかアートプロジェクト2021(福島)
2021/7 漆ふたり、(ギャラリーアーティスロング/京都)
2019/9クラフトAndアート丹波篠山「いらか」2019(丹波篠山/兵庫)

受賞歴
2022/2大学院市長賞
2020/2漆工奨学賞

コンセプト
私は漆を使って制作しています。
漆とは樹液のことで、塗ることでそのもの自体を丈夫にし、また接着剤として、日本古来人間の生活を支えてきました。
樹液を加工した漆を使い、塗りと研ぎを繰り返すことで独特の艶を表現することができます。
さらに蒔絵や螺鈿など漆特有の技法(加飾)があります。
私は、主にこの加飾に力を入れて制作を行ってきました。
それは模様を描くという行為に、自分では気づかない、心の奥深くに潜んでいる祈りや想いなど、根源的な部分に近づいていくような感覚を覚えるからです。
また、異素材と漆を組み合わせることで、漆の素材感を引き立たせたり、生漆(漆の木から採取した樹液)を布や和紙に染み込ませて漆本来の表情をみせたりなど、素材の可能性を引き出せないか試行錯誤しています。
私は漆という自然が生み出した素材に対して、優しく、でもどこか恐れに近いエネルギーを強く感じています。
そのエネルギーを感じてもらうための、形や装飾、空間を模索しています。