フィンランドのアーティスト、カミーラ・ヴオレンマさんのプレゼンテーションです。
5〜6月にかけてY3で滞在制作を行なっているカミーラさんに、作品や制作について紹介していただきます。
カミーラ・ヴオレンマ プレゼンテーション
2024年6月11日(火)18:00〜19:00
話者:カミーラ・ヴオレンマ(Y3レジデンスアーティスト)
予約不要、要ワンオーダー
カミーラ・ヴオレンマ(アーティスト)
彼女の活動は、絵画の物理的、伝統的な境界線に挑戦するものである。彼女の木彫りの絵画は、彫刻と絵画のハイブリッドであり、制作には時間と体力を要する。その作風は荒々しく、無垢である。間仕切りのようなレリーフもあれば、壁画の要素を取り入れたものもある。ヴオレンマは作品に人間と人間性を描いている。モチーフは雑誌や本から探し、身の回りの写真を撮る。彼女の制作過程では、被写体と実際に会い、その状況を観察することで、根源的な問いに向き合うことがますます重要になってきている。映画は常に、彼女の作品の背後にあるひとつのインスピレーション・テーマである。最近では、レイア姫やエレン・リプリーのような、映画に出てくる幼少期のヒーローにまつわるテーマをより直接的に扱っている。彼女の他の最近の媒体は、メディアアートとショートフィルムである。
参考:美術館でのカミーラの壁画作品
Photo: Jussi Tiainen
Camilla Vuorenmaa(Artist)
In her practice, challenges the physical and traditional boundaries of painting. Her carved wood paintings are hybrids of sculpture and painting that require time and physical strength to create. The style is rough and unvarnished. Some of the reliefs are like partitions, others feature elements of wall painting, a medium the artist likes for its immediacy, momentariness and spatiality. Vuorenmaa depicts people and humanity in her work. She searches for motifs in magazines and books and by taking photographs of her surroundings. In her working process, it has become increasingly important to face fundamental questions by meeting and observing her subjects in authentic situations. Movies have always been one inspiring theme behind her works. Lately she has been working more directly with the themes around her childhood heroes in films, like Princess Leia and Ellen Ripley. Her other recent mediums are media art and short film.
関連イベント
The Door is open, Come in カミーラ・ヴオレンマと壁画を描こう
2024年6月16日(日) 9:45-17:00頃
*雨天の場合6/23に順延
集合場所:BISON(神戸市兵庫区梅元町16−39)の入り口近く穴前
神戸市兵庫区梅元町16−39
持物・注意:昼食持参でお願いします。ペンキを使いますので汚れて良い服装で参加。
要予約・参加無料
申込先:C.A.P. 078-222-1003/ info@cap-kobe.comまで(10:00-19:00/月曜休)
フィンランドのアーティスト、カミーラ・ヴオレンマと一緒に平野のアーティスト村「バイソン」で壁画を描きませんか?壁画のテーマは場所や儀式、お守りなどあなたが安全で幸せだと感じるのに必要なもの。生活の中のルーチン、大切な場面で着る勝負服やお守り、そんななものを一緒に描いてみましょう。絵の具と筆は用意します。
なお当日、皆さんとの制作の様子を撮影し、彼女が2024年に制作するマルチメディア作品の一部とする予定です。
当プログラムはKOBE STUDIO Y3およびsumico(海外移住と文化の交流センター内)ではなく、同センターより西へ1kmほどのところにある「BISON」(神戸市兵庫区梅元町16−39)が会場となっています。ご注意ください。