日本画、東洋絵画の古典を主な源泉に、個人の制作と他者との協同による制作を併走しながら、様々な活動を展開する日本画家で東洋絵画修理技術者の山下和也による展覧会です。本展は2024年12月の展覧会の続編で、今回は個人の制作活動に焦点を当てます。初期の仏画から水墨画や色彩の作品を経て、近年の楽譜や天文学へとつながる世界まで、新旧作品あわせて展覧します。
作家のInstagramに12月の展覧会のSNS上のツアーとして展示内容やエピソードのご紹介があります。是非、覗いてみてください。
Instagram @yomoyamabox

山下和也展「明日記、断片。-未来の記録をかえりみる」Ep.1 Solo
2025年2月8日(土)〜24日(月祝)
10:00〜19:00/10日(月)、17日(月)休館
*sumicoは11:00-17:00。またイベントによっては拝見できない場合もございます。展示内容は主にサテライト的に小品を中心とし、販売もしています。
企画協力:山本正大(少年企画) /助成:神戸文化支援基金
会場:KOBE STUDIO Y3、sumico
650-0003神戸市中央区山本通3-19-8海外移住と文化の交流センター内
phone/fax:078-222-1003
email:info@cap-kobe.com
(10:00~19:00/月曜休)
交通:
JR・阪神「元町」駅より徒歩15分、地下鉄「県庁前」より徒歩10分、
三宮から市バス7系統で「山本通3丁目」下車徒歩2分
お車でご来館の方は、有料駐車場(9:00~18:00)をご利用下さい。
[関連イベント]
トークイベント「うたと地図とパン(仮称)」
2月22日(土)13:00〜14:30
話者:山下和也
ゲスト:芦田彩葵、山本正大
本展の企画とEp.1 : Soloの作品を中心にお話しします。
<プロフィール>
山下和也 | Kazuya Yamashita
日常と歴史の考察を起点に、様々な事象を時空を超えて「つなぐ」視点から作品、活動を展開するアーティスト 。美術高校、大学で日本画と古画の模写を通じて東洋絵画を学び、その後文化財修復の仕事に従事する。模写や文化財修復の現場で得た専門的な技術や知見、手遊びや工作的な手法を手業として自在に織り交ぜ、日本画/東洋絵画の古典を源泉に書画(書くこと/描くこと)と他分野の領域を独自に編みなおして創造を試みる。最近の個展に「明日記、断片。─ 未来の記録をかえりみる」Ep.2: Ensemble(2024)、「星尘詩」 (2024年)、「翅翅」(2024年)、破墨プロジェクト「ROUND」 (2024年)など。
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芦田彩葵 | Aki Ashida
神戸大学文学部卒業、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ・ディプロマ取得、神戸大学大学院博士課程修了(美術史学)。専門は近現代西洋美術史、現代美術。2006–19年熊本市現代美術館学芸員、「Art Project KOBE 2019: TRANS- 」キュレーター、2022-24年ニューヨーク大学美術研究所客員研究員。現在は、神戸大学で戦後美術史の研究に従事しながら、現代美術に関するキュレーションや記事執筆等に携わる。
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山本正大 | Masahiro Yamamoto
ディレクション/マネージメント。京都造形芸術大学デザイン学科先端アートコース卒業、同大学院藤本由紀夫ゼミ修了。その後、大阪を拠点にクリエイティブ活動を展開する「graf」に勤める。2013年より「少年企画」を立ち上げる。アートプロジェクトや展覧会のディレクションに携わる。またオリジナルプロダクトのディレクション・デザイン、製造・物流・商流の事業を行う。主な仕事・活動に、Birds (2020–)、茨木市アートを活用したまちづくり推進事業「HUB-IBARAKI ART PROJECT」 (2013–2022)