「生誕150年記念 上村松園」展に併せて、上村松園の作品、エッセイなどを紐解きます。また過去から現代の美人画との比較を通じて、松園の作品および美人画の表現についてあらためて知る講座です。美人画をより深く鑑賞し、味わうための様々なひみつをお伝えします。

第4回これからの日本画鑑賞講座 上村松園と美人画考
2025年5月17日(土)13:00〜16:00
参加費:4,400円
場所:KOBE STUDIO Y3,3F(海外移住と文化の交流センター内)
持ち帰れるもの:⓵日本画鑑賞ガイド-上村松園編(講師が本講座用に資料として作成。講座後にPDFでお送りします。)、➁おみやげ(美人画に関するもの)
定員:10名程度
対象:日本画に興味のある方、日本画の見方について興味のある方、 日本画をはじめたい方、 日本画初心者、日本美術史や伝統文化に興味のある方、日本画の画材や技法に興味のある方
日本画ってなんだろう?この講座では1人の日本画家や1枚の作品に焦点をあて、様々な観点から日本画の鑑賞を試みます。第4回は3月29日~6月1日まで中之島美術館で開催中の生誕150年記念展「上村松園」展に着目します。美人画の歴史を松園以前、松園以後の現代まで俯瞰し、あらためて松園の画家、作品としての魅力について紐解きながら美人画について捉えなおしてみたいと思います。
申込締切:5月13日(火)までに電話またはフォームからお申し込みください。
お申し込みフォーム(Googleフォームが開きます)
https://forms.gle/veUPaJHKnNXfJsiB7
*上村松園
京都に生まれた上村松園(1875 – 1949)は、美人画の第一人者として知られます。伝統を学びながら独自の人物 表現を切り拓き、生涯にわたり理想の女性像を追い求めて描きました。それらの気品ある清澄な女性像の数々は、 今日も観る者に深い感銘を与えます。60年間におよぶ画業を貫き、近代美術史に揺るがない足跡を残した松園は、 日本における女性芸術家のパイオニアとしての位置づけも重要です。
展覧会ホームページ
上村松園 | 大阪中之島美術館
本講座の STUDYポイント
・美人画のはじまりから考える:どのようにして美人画は生まれ、変化してきたのか?
・上村松園の作品の変遷と代表作の見どころ
・近代日本画における上村松園:関東の鏑木清方、関西の北野恒富、島成園など近代日本画の美人画との比較から考える
・エッセイ「青眉抄」から見える画家、上村松園
・画家の文献から読み解く美人画の技法あれこれ