「zenzen nai zen」は、空虚と過剰、瞑想と物質性、日本の禅とブラジル・バロックのあいだに生まれるパラドックスから出発する展覧会です。絵画、コラージュ、実験映像、サウンド作品、詩的素材によって構成され、二つの文化、二つの感性、そして世界を生きる二つの方法のあいだに生まれる没入的な対話を展開します。

展覧会「zenzen nai zen – 全然ない禅」
2026年9月5日(土)~9月19日(土)10:00〜19:00 月曜休館(9/7,14)
会場:KOBE STUDIO Y3, 4Fギャラリー(海外移住と文化の交流センター内)
出品:谷川武四郎、Antonio sobrael
「zenzen nai zen」は、空虚と過剰、瞑想と物質性、日本の禅とブラジル・バロックのあいだに生まれるパラドックスから出発する展覧会です。タイトルはポルトガル語において、「まったく禅ではない」とも「禅など存在しない」とも解釈でき、そのアイロニカルで偶像破壊的な曖昧さが、本企画の精神を象徴しています。
本展覧会は、禅を静寂や純粋性の美学として捉えるのではなく、「今ここ」に存在すること、そして無常を受け入れるための実践として捉えます。身体、物質、時間、変容に対して注意深く向き合う態度としての禅であり、視覚的ミニマリズムではなく、存在の不安定さや移ろいやすさに対する鋭敏な意識として現れます。
本展では、アントニオ・ソブラルと谷川武志郎という二人の作家を紹介します。彼らの実践は、ブラジルと日本という二つの文化の深い交流から生まれています。ソブラルは、円相や水墨画といった禅的実践に影響を受けた瞑想的なプロセスを通じて絵画に取り組み、やがて濃密でバロック的な視覚世界へと展開していきます。一方、谷川は、身体が風景や廃棄物、気候、疲労、儀式、そして移動と出会う経験をもとに、コラージュやパフォーマンス作品を制作しています。
二人の作家は、禅的な観照とバロック的な過剰が交差する場を生み出し、神聖なるものを捉えようとする共通の不可能性へと向かいます。本展は、絵画、コラージュ、実験映像、サウンド作品、そして詩的素材によって構成され、日本とブラジル、二つの文化、二つの感性、そして世界を生きる二つの方法のあいだに生まれる没入的な対話として展開されます。
会期中にはアーティストによるオープニングレセプションと作品紹介を開催し、最終日には神戸のミュージシャンとの協働によるパフォーマンス「zenzen nai zen」を発表予定です。
【関連イベント】
オープニングレセプション&作品紹介
日時: 2026年9月5日(土) ※時間は決まり次第掲載いたします。
アーティストによる作品紹介と交流会を開催します。展示コンセプトや制作背景についてお話しします。
クロージング・パフォーマンス「zenzen nai zen」
日時: 2026年9月19日(土) ※時間は決まり次第掲載いたします。
神戸のミュージシャンとの協働により、絵画・音・身体・映像・詩を融合したライブパフォーマンスを発表します。




