4/6(土)国境を越えたラーガ音楽〜フラメンコは実はインドからだった #2

photo by Takuma Sai

フラメンコが、11世紀ころインドのラージャスターンから放浪し始めたロマ(ジプシー、スペイン語でヒターノ)の人々と関係が深いというのは定説である。そのせいか、激しいステップを伴ったフラメンコ舞踊や音楽は、ラーガ音楽の演奏者にはとても親近感を覚える。ルーツを共有するフラメンコとラーガ音楽のセッションは、違和感なく溶け合い、国境を軽々と越えるだろう。

越えちゃいました。
大好評につき、多くのみなさまのご要望に応え、第2回目開催決定!

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国境を越えたラーガ音楽
Raga music beyond the border
フラメンコは実はインドからだった #2

 

 

日時:
2019年4月6日(土) 開場14:30 開演15:00 終演予定17:00

料金:
予約 2,500円/当日 3,000円

出演:
東仲一矩 (フラメンコ)
國光秀郎(ギター)
二宮光彦(カンテ)
HIROS(バーンスリー)
グレン・ニービス(タブラー)
スペシャルゲスト
植松奎二(美術家)

会場:海外移住と文化の交流センター 5F講堂
神戸市中央区山本通3-19-8
予約・問合せ:C.A.P.事務局 (10:00-19:00/月曜休み)
078-222-1003 info@xd804119.wp.xdomain.jp
主催:C.A.P.(芸術と計画会議)
チラシデザイン:こまゐ図工室

【プロフィール】

【東仲一矩(ひがしなかかずのり)】フラメンコ

17歳の頃にフラメンコに興味を持ち、ギターを三好保彦氏、舞踊を伴須美氏に師事。1970年、渡西。メルセデス、トーマス・マドリーに師事。スウェーデン国立舞踊アカデミーの講師として滞在後、スペインのラファエル・デ・コルドバ舞踊団第一ソリストとしてイタリア、ベルギー、バルセロナ公演に参加。神戸っ子ブルーメール賞、神戸市文化奨励賞、神戸新聞文化賞など受賞。日本フラメンコ協会理事。日本フラメンコ協会関西地区理事長。

 

【國光秀郎(くにみつひでお)】ギター

1989年 フラメンコギターを土橋幸男氏に師事。1991年 スペイン留学 巨匠マリオ・エスクデロ氏に師事。著名な舞踊家のクラスに於いて舞踊伴奏の研磨を積む。2007年、ジプシースウィングジャズギタリストとしても活動開始。伊藤淳介氏率いるMON DIEUにリズムギターで参加。2018年4月29日、CDリリース。神戸、姫路にてレコ発ライブを行う。様々なジャンルのアーチストと共演を重ね現在に至る。

 

 

【二宮光彦(にのみやみつひこ)】カンタオール&フラメンコギタリスト

学生時代にフラメンコギターを土橋幸男氏に師事し、1997~98年にかけて単身セビージャへ。 本場のフラメンコに間近に接し、舞踊伴奏を学び帰国。 以後、プロギタリストとして活動する一方、ヘレスのホセ・ルビチにパルマ・カンテを学び、カンタオールとしても活動の場を広げる。2009年、大阪堺筋本町にペーニャ・フラメンカ「カサグロリア」を踊り手の岡較子と立ち上げ、教室・ライブ活動を行う。また、インド音楽にも興味を持ち、タブラをグレン・ニービスに師事。

 

 

【HIROS】

1950年、山形県生れ。1981年~1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。後にハリプラサード・チャウラースィヤー氏、故マルハール・クルカルニにバーンスリーを師事。自身の内外での演奏活動の他、聲明グループ<七聲会>のプロデューサーとして国内外の舞台公演制作、アジアの音楽を中心としたコンサートの企画制作の活動を続けている。

 

 

【Glen KNIEBEISS グレン・ニービス】

オーストラリア出身のタブラー奏者。メルボルン大学ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・アーツ音楽科卒業。1998年より打楽器タブラーを学び始める。インドではウスタッド・アントニー ダース、パンディット・イシュワラール ミシュラ、パンディット・ラッチュ マハラージに師事。音楽活動はオーストラリアのフェスティヴァルやコンサートの他、インド、オランダ、デンマーク等、ワールドワイドに展開中。プロのギタリストとしても活躍中。現在京都在住。

http://www.tabla.com.au/  

 

 

ゲスト

【植松奎二(うえまつけいじ)】彫刻家

1947年、神戸生れ。1969年、神戸大学教育学部美術科卒業。1974年神戸市文化奨励賞受賞。1975年、渡独。以後ヨーロッパ各地で展覧会を開くなどインスタレーションの先駆的な作家として国際的に活躍。1976年、77年、ストックホルム国立近代美術館、デュッセルドルフ市立近代美術館で個展。1981年、ニューヨークのPS1で個展開催。1988年、第43回ベニスビエンナーレ日本館。1990年、第12回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で大賞受賞。1997年、2006年、西宮大谷記念美術館で個展。2003年、北九州市立美術館、青森国際芸術センターで個展。2010年、神戸市文化賞。2013年、第38回中原悌二郎賞。現在、箕面市とデュッセルドルフにアトリエを構え制作と発表を続けている。

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これまでの「国境を超えたラーガ音楽シリーズ」

2014年5月5日(月)/国境を越えたラーガ音楽1/David Trasoff:サロード、中尾幸介:タブラー、HIROS:バーンスリー
2014年6月1日(日)/国境を越えたラーガ音楽2/Steve Gorn:バーンスリー、Ty Burhoe:タブラー、HIROS:バーンスリー
2015年12月6日(日)/国境を超えたラーガ音楽3/石濱匡雄:シタール、グレン・ニービス:タブラー、HIROS:バーンスリー 
2016年9月30日(金)/国境を超えたラーガ音楽4/スティーヴ・オダ:サロード、グレン・ニービス:タブラー、HIROS:バーンスリー 
2018年1月28日(日)/国境を超えたラーガ音楽5/久保比呂志:津軽三味線、グレン・ニービス:タブラー、HIROS:バーンスリー
2018年11月24日(土)/国境を越えたラーガ音楽6/東仲一矩/フラメンコ、國光秀郎/ギター、グレン・ニービス/タブラー、HIROS/バーンスリー