capsule六甲山特別号

capsule六甲山特別号

神戸の六甲山で開催されている芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」に、招待アーティストとしてC.A.P.が参加。この芸術祭でC.A.P.が行うアートプロジェクト「CAP LAB ROKKO」にて、「capsule六甲山特別号」を配布しました。この企画では、芸術祭スタッフや過去の出品アーティスト、六甲山の住民、山や植物の研究者、自転車乗り、神戸市職員など、多様な27名による執筆者による記事を会場に設置。来場者は、気になる記事を自由に選んで、指定の表紙に挟み込むことで、自分だけの「capsule」を作って持って帰ることができる仕組みになっており、通常のcapsule発行部数を超えた大勢の来場者に読んでいただけました。

配布期間:2023/8/26~11/23

ご挨拶


神戸で活動するNPOであり、アート・コミュニティでもあるわたしたち「C.A.P.」(キャップ/芸術と計画会議)から、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」にお越しくださったみなさんに向けて。多くの神戸市民にとって馴染み深い存在である「六甲山」をテーマに制作した、C.A.P.の会報誌「capsule/キャプスル」特別号をお届けします。

当たり前ですけど、山ってどこから見るかによって姿が変わりますよね。観光地、別荘地として有名な六甲山にも、いろいろな姿があります。ある人にとっての行楽地も、ある人にとっては日常生活の場所であったり、職場であったりします。植物や自然環境を専門にする人にとってはリサーチの対象でもあるかもしれません。それぞれの想いや活動を受け止めて、山はあります。

この「capsule六甲山特別号」は、ただの観光地としてではなく、人の数だけ多様な姿で現れる六甲山をお届けするために企画しました。記事を書いてくださるのは、六甲山に様々な形で関わっておられる、神戸市内外のみなさんです。その記事を、来場者が興味の赴くままにこの表紙へ挟み込んでもらうことで、ひとつの冊子として読んでいただこうというものです。会場でゆっくり読んでもらうもよし。持ち帰ってじっくり読むのもよし。観光で見て回るだけではわからない六甲山の姿をぜひお楽しみください。

2023年8月 capsule編集長/C.A.P.メンバー 河村啓生(美術家、華人、ときどき編集者)

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