10/16(水)〜12/15(日) 無限ドリティス-植物数学への道#1-2

コチョウランの花を無限!?に咲かせてみます。植物数学的なアプローチでトライします。

展示:無限ドリティス-植物数学への道#1-2

2024年10月16日(日)〜12月15日(日) 10:00〜19:00
参加費:無料/予約不要
参加者:山崎優姫(日本画画家、東京藝術大学日本画卒)、銅金裕司(Y3スタジオアーティスト])
会場:「KOBE STUDIO Y3」4F 412号室(銅金スタジオ)

展示、はじめます。
無限ドリティス。
無限の、生命、を考えています。古今東西、不死、ほど万人が気にするテーマもないかも知れません。だから、無限ドリティスとは?
無限ドリティスとはちょっと唐突な作品名です。少し説明したいです。
 無限は無限、:無限大:です。未来永劫。ずっと続くみたいな意味があります。ドリティスが生き物なら、無限の命、不死を思わせる。
さて、ドリティスとは?
ドリティスは学名で、植物の名前です。
Wikipediaから引用します。
ドリティス属 Doritis はラン科植物の分類群の一つ。コチョウラン属に近縁で、属間交配の交配親としても用いられる。その交配品はドリテノプシスと呼ばれます。
洋ランとしての略称は Dor. です。
ちっぽけなランですが、無限!を見るからにも有する驚くべき生命。農業生産としてコチョウランの血筋に利用されます。
台湾では世界的に工場化しています。が、ガードが固く、一般には公開されません。
じつは工場生産に向いたさまざな特性があり、その特性の解明は日本の研究者が尽力しました。ぼくも末端にいました。みんな、すざまじい執念で取り組み、結果は海外の研究者たちは信じてくれないこともありました。
一度、神戸市の新事業に台湾から工場誘致を検討したこともあります。でも、台湾側の事情で取りやめになりました。それは、しかし、決して、無限、をめざしたわけではありません。
農業には、観念として無限なんかありませんし。
だったらいったい台湾は?農業は何を賭けたのだろうか?
(銅金裕司)