藤枝 守 FUJIEDA Mamoru
作曲家
作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データに基づく《植物文様》を展開。
著書に『[増補]響きの考古学』、『響きの生態系』など。TZADIKから《The Night Chant》などの3枚のアル
バムやSarah Cahillのピアノによる《Patterns of Plants》(ニューヨーク・タイムス誌の2014年度推薦盤)、
パラグナによる《ガムラン曼荼羅》など。最近のアルバムとして《エコロジカル・プラントロン》(28年ぶ
りの復刻版)、《「電脳カフェ」のための音楽》(高橋悠治との共作)など。《甕の音なひ》、《織・曼荼
羅》、モノオペラ《八雲の向日葵》、現代神楽《玉垂》などの舞台作品も手がける。2023年には「両界ガム
ラン曼荼羅」公演(自由学園明日館)、《ピアノとガムランのためのコンチェルトno.2》初演(サントリー
ホール)、「Patterns of Plants」公演(ASTRAシリーズ、メルボルン)など。2024年には、声明とガムラン
による儀礼歌「夜の歌」公演(福岡アジア美術館)を予定。現在、サンゴ骨格の水中音響による《珊瑚文
様》シリーズを制作中。喜界島サンゴ礁科学研究所特別研究員。九州大学名誉教授。Ph.D.
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